あくしょん!

ちゅうにびょうてきなあれ

【隠キャ先生】プログラミング教育について【No.9】

気が向いたから章立てて読み解いていく

教育関係者じゃなくても、子育て世代には読んでほしい内容にしてある…と思う

予防線をはっておくと、意図を自分なりに噛み砕いただけであって深い意味はない記事だぞと先に述べておく

詳しくなりたい人は自分で調べておくれ

基本的に、これからの教育改革はギガスクール構想が元になっているので、そちらを調べるとなお良いでしょう

 

 

 

プログラミング教育とは

そもそもなんやねんという話

簡単です

「プログラミング的思考をできる人を育てる」教育のこと

さらに噛み砕くと…

「手順を最適化して、論理的に思考できる人を育てる」ことですね

卵を例に挙げるとこんなかんじ

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かなり極端で粗がありますが、これは「ゆで卵を作る際の論理的考え方」です

最適化できれば簡単に、できなければ余分な手順が邪魔をします

プログラミング教育では、「プログラミング的に手順を最適化できるような子どもを育てていけ」ということです。

細かいことを言うと、情報活用能力の四要素を前提におかないといけないんだけどそれは調べてください

簡単に記述しておくと…

基本的な操作の項目が復活しているが、内容は昔とはそこそこ違います

MSDOSとかの時代とタブレット時代じゃそりゃ違うよね

 

 

なぜ今プログラミング?

まずはこれを見てほしい

 

上白石萌音ちゃんバージョンもあるんだけど、そっちは削除されている

可愛いのに…(まぁ探せばYouTubeにあるのだが)

出てきたことを列挙すると…

  • 通信速度が100倍
  • 自動運転の実現
  • リアルタイム翻訳
  • 農業の自動化
  • ドローン輸送の実現
  • 遠隔医療の実現

 

これを見て違和感は感じませんでしたか?

技術は海外、ドローンは中国といった外国製が主流(国内産も当然あるが)

遠隔医療?高齢者は情報弱者です

そも日本の農業は破綻傾向にあります

…この動画のような明るい未来は本当に来ますか?

きません

だから今やるんです

 

教育関係者なら、PISAの話題は聞いたことあるでしょう

ざっくりいうと、「日本は読解力が低い」ことがわかったやつですね

ですが、その影に隠れて余り聞こえてこないことがあります

「パソコンの使い方がわからない人が増えた」ということも得点率に影響を与えたのではないか、という分析もあるのです

なんで?

今回はパソコンで試験を実施したからです

使い方わからない、もしくは使い慣れていないなら、そりゃあ得点率も下がりますわ

他国は頑張っています

だから他の先進国の流れに乗るとかいうフレーズが出てくるんです

今プログラミング教育が取り沙汰される理由、お分かり頂けたのではないでしょうか

 

 

じゃあ何するの?

とりあえず参考資料のリンクをおいときます

○学習指導要領解説

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1387014.htm

 

○プログラミング教育の手引き(第二版)

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1403162.htm

 

○ プログラミング教育支援ハンドブック

https://ictconnect21.jp/document/prg_handbook/

 

このへん網羅しとけば問題無いです

 

簡単にまとめると、

  1. 単方向(やりっぱなし)
  2. 慣れ親しむ
  3. 体験
  4. 用語は理解しなくてok

といったかんじです

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さて、令和2年度からの教科書の内容はご存じですか?

家庭科、米の炊き方

算数、多角形

理科、電気の利用

これについては学習指導要領で例示されているので各社が掲載しています

(家庭科は例示まではされていないのだが、教科書に掲載されている)

つまり、ここでプログラミング教育活動を必ず行わなくてはならないということです

逃げは許されません

その理由は単純

再度言いますが、学習指導要領に例示されているからです

また、今後入試にも関係してくる流れにあるという点においても捨て置けません

  • 令和2年、小学校で全面実施(体験)
  • 令和3年、中学校で全面実施(双方向通信)
  • 令和4年、高校で年次進行実施(モデル化とシミュレーション、データサイエンス等)

といった具合に、すべての校種で必ず履修しなければならなくなります

 

 

だから何すりゃええねん!

こちらはプログラミング教育の手引き第2版の引用です

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ざっくり言えば分類はこうなっています

Aについては教科書に載っているので問題ないでしょう

 

実施の仕方についてですが、大きく分けて三種類にわけられるでしょう

  1. アンプラグドプログラミング
  2. ビジュアルプログラミング
  3. フィジカルプログラミング

コーディングを行うテキストプログラミングもあるがここでは割愛

 

1.アンプラグドプログラミング

パソコンを使わないプログラミングです

アンプラグド(電源入ってない)

ルビィの冒険やゲームブックの進行方法で検索すれば分かりやすいかも

また、後述のプログラミング学習ツールのコマンドブロックを用いることも考えられます

 

2.ビジュアルプログラミング

パソコンを使って、パソコン上で行うプログラミングです

プログル、scratch、メイクコードあたりで検索すれば良いでしょう

 

3.フィジカルプログラミング

ビジュアルで組み上げたプログラミングを外部出力するプログラミングです

ロボットを動かしたり、音を鳴らしたりするプログラミングやった感あるものになりやすいです

 

…それ、紙でよくね?

だめです

紙でもできますが、それだけではいけません

体験させるのが小学校です

加えて、新しい取り組みの出鼻をくじいてはいけませんよ?

良いところ、つまりメリットを見つけ出してください

 

ここで私が提示するのは、「やり直しが即座にできてトライアンドエラーがしやすい」ということでしょう

よく言われていることですが、重要なことです

書いたものを書き直すのは時間がかかりますが、デジタルなら即やり直しが可能です

これは、間違いをすぐに見つけることができ、修正も一瞬でできてしまうというデジタルの優位性に着目したものです

前述のプログルで三角形を描いてみてください

自ずとわかるでしょう

 

プログル、多角形(第5ステップ参照、時間があれば1から順にやると良い)

https://proguru.jp/course/turtle/#/

 

 

終わりに

いずれにせよ、まずは試してみてください

子どもができるレベルですので、とても簡単です

また大人がプログラミングに率先して触れてみればわかると思いますが、やってみるとハードルは下がります

やるまでのハードルが高いだけです

各所で実践報告が公開されていますのでそれらを参考にしても良いでしょう

ただし、実践例は基本的に成功例しか掲載されていません

実際に失敗してみるのもあなたの学びにつながるでしょう

トライアンドエラーを行うことで、より良い教育活動にしてほしいと思います