【陰キャ先生No.14】残りの3ヶ月の話
既に2月に入ってしまっているが、最後の3ヶ月について書いておこうと思う。
1月 行ってしまう。
2月 逃げていく。
3月 去っていく。
と教育界隈で言われるのだが、なるほど、確かにそうだ。
年が明けてなんだかんだやっているうちに1月は終わり、
学習内容を追いかけていたら気づけば2月も終わっていく。
3月は言わずもがな。
そんな時期になると、毎年のようにあるのが…子どもの荒れ。
しっかりと積み上げてきたはずが、思わぬところから崩壊しかねないのがこの3ヶ月である。
「そんなことないが?」と思っている人は、よくバランスを取って子どもと向き合っているのでしょうな。
と言うことで、残り3ヶ月という魔物についてまとめておこう。
※以下は個人的な見解です。
浮き足立つ子ども
学年末になると、繊細な子ども達は浮き足立つ。
「あー、もうすぐ終わっちゃうのか」
とでも言うかのように、心が落ち着かない子どもがチラホラ増え始める。
そういった子たちは、普段しないような行動で周囲を困らせたり、精神が後ろ向きになったりする。
なぜなのかを考えてみた。
- 寂しさが無意識に込み上げてくる。
- 大きな目標(行事など)がなく、張り合いがなくなる。
- 教師側の気が抜けている。
- 単純に「寒い」
他にもあるかもしれないが、どれだとしてもありうる話である。
教師側ができること
単純である。
問題点の根本がわかれば、それらを潰していけば良い。
今回あげた3点を解消する手立てを挙げてみよう。
1と2についていえば、「何かに追われる」ようにしてやれば良い。
学習にしても、遊びにしても、何かしら小さな目標であったり、締め切りであったりを設定してやることによって、子ども達はタスクを積み上げることになる。
ちょっと忙しくしてやるだけで、彼らの心は落ち着く可能性が見えるのではないだろうか。
3については、カリキュラムに終わりが見えたことで気が抜けてしまうことがあるかもしれない。
そんなときには、学力底上げのために小テストでも作ってやれば良い。
1と2にも繋がるだろう。
そんな時間はない!と言う人は、自分に余裕が足りていないのだろう。
速やかに業務改善に努め、不要な仕事を減らす努力をしよう。
4「寒い」はネタのようでネタではない。
寒さを感じる席が配当されている者は、考えなくても良いことを考えたり、自己肯定感が低下したりすると言う説がある。
子どもの場合でもそれは同じことで、寒さからくる精神の不安定さも一考の余地がある。
急に落ち着きがなくなったな、と思う子の席に、一度座ってみても良いかもしれない。
終わりに
上記の内容が確実に正しいと言うつもりはない。
しかし、考えてみてほしい。
ただ落ち着きがないからといって注意するだけでなく、その原因を探ろうとしてほしい。
そして願わくば、この3ヶ月間を、子どもたちにとって
また大人たちにとっても実りのある、楽しい期間にして欲しい。
おわり